この記事の監修者
- 車査定.COM㈱ではガリバー・カービューなど、大手車売買会社を解説しています。皆さんの「役に立った!5万円も得しました!」などのコメントをもらう度に励みになっています。
こんな記事もあります
- 雑学2021.09.29「樹脂バンパー」の傷消し商品・代用品まとめ!
- 自動車2020.09.18「盗難車ランキング」から注意すべき車種を徹底検証!
- 雑学2020.06.24車検シールの紛失したらどうなる?再発行の方法は?
- 雑学2020.06.19地球温暖化の「国の対策+個人のエコ活動」まとめ!
この記事は約 2 分で読めます。
リニア新幹線は完全に完成するのは
まだまだ先ですが、
着々と進んでいます。
将来に向けて
画期的な交通手段となる「リニア」
新幹線ですらものすごい値段がしそうですが、
それが「リニア」となったら
どれほどの値段になるのでしょうか?
そこで今回は
リニア中央新幹線の値段や
既存新幹線の値段のシステムなど
をまとめました。
新幹線・電車の値段のシステムは?
北海道新幹線や北陸新幹線のように
昭和の時代に制定された
「整備新幹線」は、
全て国費(税金)で線路等の
鉄道施設を作って
それを各旅客鉄道会社(JR)
に貸し与えます。
つまり、各旅客鉄道会社は
実際の列車運行や日頃の
保守作業を行いますが、
「各社保有の財産では無い」
ということになるんです。
あくまでも
「国から借りている」ものなので、
年間多くのリース料を
30~50年程度(路線により異なる)
毎年一定額払い続ける必要があります。
例えばJR西日本が北陸新幹線の
上越妙高駅~金沢駅間の
「リース料は年間100億円」
と言われています。
同線では今後福井県の敦賀駅を
経由して京都・大阪府内まで
開業する事が決まっているため
リース料はさらに増える見込みです。
リース料は総合計の金額が決まっており、
その分を払いきってしまえば
追加整備等ない限り
それ以上支払う必要はありません。
JR東海は早いうちに
全て払いきってしまい、
今や国に対してリース料は
支払っていません。
こういったこと以外は、
国は一切関与しません。
JR東海の自己資金で
鉄道施設の建設や車両の新造、
関係者の育成、
技術を作り上げる等全てが“自前”です。
リニア中央新幹線の値段は?
JR東海は以前から
「リニアを国が作ってくれ」
と要望しましたが、
いつまでたっても作ってくれないので
仕方なく“自前”で作る事にした
と言う経緯を持ちます。
その費用は東京~名古屋間で約5兆円
名古屋~大阪間で約4兆円
つまり何と合計で「約9兆円」必要とされています。
この9兆円の設備が
どんなものか気になる方は
こちらも読んで見て下さいね。
しかし、ここで
「こんなにも多額の費用を
1社で用意出来るのか?」
と、疑問に思うでしょう。
2016年度の収支を見ると、
収入が1兆7,000億円あって、
本業の儲けを示す営業利益は
6,000億円あります。
収入ではJR東日本には勝てませんが、
営業利益は全JRトップで、
営業利益率も同様です。
つまり、儲かり過ぎているので
9兆円もかかる設備投資も可能と言えます。
とは言っても、
将来的に見れば
必ず必要資金が用意出来る
と言う保証はありません。
基本的には毎年の収入から一部を
リニア建設資金に充てる計画です。
これからの時代に
リニアは必要となると思うので、
計画通りいくと良いですね。