自動車業界

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車査定.COM㈱
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2019年までの潮流は

・若者の自動車離れ

・高齢者の増加

と言ったことで

「自動車の売れ行きが悪くなっている」

という現状がでした。

 

特に自動車業界は世界を見据えた動向を

考えなければなりません。

すず
すず
今回は2020年の
自動車業界が
トヨタを筆頭に
どう動くのか、
その動向を
解説していきたい
と思います。

では、さっそく見ていきましょう!

2020年「自動車業界」の3つのマイナス動向は?

まずは2020年における自動車業界に

逆風となりそうな内容を紹介していきます。

①「需要減の継続」

中古車

自動車販売に関しては、やはり

「需要の伸びる要素が無くなってきた」

ということです。

すず
すず
世界的に見ても
地域間格差は
ありますが、
伸び悩みは
否めない状態です。

2019年全世界新車発売台数は

9,500万台には到達したものの、

足踏み状態が継続することでしょう。

 

②「国際的なマイナストレンド」

インドでは金融機関のデフォルトが起こり、

「新車購入ローンが厳しくなる」

という事態となりました。

 

そのため、長い期間のローンを組んでの

新車購入が激減しています。

 

さらに中国では、国策により

補助金政策がとられていましたが、

その政策も

「アメリカの反発で補助金は廃止」

されました。

すず
すず
人口の多い国の
新車購入マインドが
冷え続けているのが
問題なんです。

両市場のポテンシャルから考えれば

マイナストレンドになるでしょう。

 

③「米中貿易摩擦」

米中貿易摩擦

2020年初頭にようやく

落ち着きを見せている貿易摩擦。

すず
すず
貿易摩擦は
・個人消費の低下
・企業の業績悪化
・株価の下落
にまで影響して
いる経済の
大きな要因です。

以前、中国からの

「輸入車の制限」

などがどうなるかが、

自動車業界にとっては注目です。

2020年「自動車業界」の3つのプラス動向は?

一方で、2020年において

自動車業界にプラスとなる要因を

紹介しきたいと思います。

①「消費税の増税鎮静化」

消費税

消費税増税が施行された

「2019年10月」

で、やはり数ヶ月は消費低迷は

避けられない状態となりました。

すず
すず
いったん
増税予告が
無くなったので、
ここから
消費拡大方向へ
行きやすくなります。

補助金などの政策でひとまずは

落ち着きを見せ始めました。

 

②「米国の新車需要が底堅い」

アメリカ

世界的に見ると足踏みしている

一面もありますが、米国国内では

「新車需要が活発」

です。

すず
すず
特に
ピックアップトラック
を初めとした
新車販売が順調です。

アメリカでも日本車の人気が

出てきているので、

この風にどこまで乗れるかは重要です。

 

③「CASEに取り組む姿勢」

CASE

「CASE」とは

・Connected

(コネクテッド)

・Autonomous

(自動運転)

・Shared & Services

(カーシェアリングとサービス)

・Electric

(電気自動車)

の新技術、システムのことです。

すず
すず
これらに取り組む
自動車産業界が、
いよいよその成果を
出しつつあるんです!

2020年以降で、成功すれば

自動車産業界の活性化は

間違いないでしょう。

2020年「自動車業界トヨタ」の現状は?

トヨタ

トヨタ自動車単体では、

・資本金6千3百億円

・従業員数37万人

に及ぶ超巨大企業です。

 

2019年では

トヨタグループ(ダイハツ含む)での

新車販売台数1,074万台

「過去最高台数」

を示しました。

すず
すず
ホルクスワーゲン
グループの
「1,097万台」
に一歩及ばす
世界第二位
となりました。

前年の2018年が世界第三位だったので

ワンランクアップしたと言えるでしょう。

 

順調な要素しか見えない

トヨタ自動車グループですが、

「将来は安閑としておれない現状」

が差し迫っています。

 

次にその理由を簡単に列挙します。

・車の構造や利用方法が変わってきた
・後進国での新車投入が進んできた
・従来の自動車のコモディティ化が進んできた
・環境問題の対応が厳しくなってきた
・技術革新がIT革新に結び付いたことで
現場力だけでは対応できなくなってきた

 
以上が車業界の課題として突きつけられる中、

業界の巨人であるトヨタも

一歩踏み間違えると一気に追い抜かれる

危うい業界となっています。

2020年「自動車業界トヨタ」の今後は?

トヨタ動向

トヨタの目指すべき今後として、

・海外における自動車に対するIT革新

・自動運転技術の進展

・GAFAの業界参入

等が今後のトヨタの進むべき道を

指し示しています。

 

今後最も注目するべきこととして、

皆さんも日々のテレビCMなどで

ご存知かもしれませんが、

「スマートシティー計画」

ですね。

すごく簡単に言うと、

「街ぐるみトヨタで開発しよう」

という試みです。

すず
すず
まずはトヨタの
富士工場跡地
での開発が
目指されています。

脱自動車とでも言うのか、

今まで蓄積してきたあらゆる技術、

関連するグループ企業総出で取り組む

方向性が革新的なスマートシティーの建築に

成果を上げることでしょう。

 

今までは不動産デベロッパー、

大手民間鉄道会社の

専売特許であった街ぐるみの開発は、

今後はこうした巨大企業が

取り組んでいくことが増えていくでしょう。

 

どうでしたか?

自動車は今から約100年前、

1900年初めに米国の「T型フォード」

で華々しい歴史が始まりました。

 

そろそろ自動車もスマートフォンのような

革新的な変化が出てくるタイミングです。

 

これからも自動車業界は

ますます目が離せませんね。