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地球温暖化は時代が進むにつれ
深刻化している環境問題ですよね。
そこで何となく
子供や孫の時代の為にと思っても
「実際に対策って何だろう?」
と思う方も多いのではないでしょうか?
地球温暖化で
国・個人
でできる対策
を紹介します。
では、さっそく見ていきましょう!
「地球温暖化」の悪影響は?
地球温暖化の悪化によるリスクは、
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)
の第5次評価報告書に記されています。
地球温暖化に関する専門家が指摘する
3つのリスクの内容を紹介していきます。
①「海面上昇による健康障害や生態系崩壊」
この問題に対しては特に
南太平洋の島国で構成されている国で、
国土全体が海に沈んでしまう
危険が増大しています。
理由は地球温暖化による、
- 極地の氷床
- 北極圏内
- 高山地域
などの箇所で「氷河の溶融現象」が加速し、
海水量が極端に増え続けています。
液温が上昇するということは
海水自体の体積膨張も考えられており
その結果、世界の海水面増加量は
過去100年の平均値に対し「19センチ上昇した」
との研究報告があります。
南太平洋の島国では浸水が進み、
海岸線が内陸へ入り込んでしまい、
満潮時には道路が浸水している現状です。
日本でも高潮や沿岸部の洪水が懸念されます。
②「都市部への海水氾濫による悪影響」
世界における主要な都市部
- ニューヨーク
- ロンドン
- 東京
などは、一部の内陸主要都市を除けば
ほとんどが沿岸部に広がっています。
そうした都市部は海水面の上昇により、
- 河川への海水流入
- 氾濫による衛生環境の悪化
- 耕作物の絶滅による環境被害
などの障害、悪影響が懸念されています。
③「異常気象によるインフラ機能停止」
温暖化は、過去に類を見ない異常気象と
2次被害が予想されています。
「断続的な豪雨災害」
「大規模広範囲な森林火災」
などがそれにあたり、
道路、鉄道、各種公共施設、港湾などの
インフラ機能停止を呼び起こす
トリガーになっています。
今後、温暖化が進めば上の3項目以外でも
- 「熱波による死亡や罹病」
- 「食料不足」
- 「健康被害」
- 「水不足による飢饉」
- 「生態系の崩壊による生物多様性の消失」
などが挙げられます。
日本の「地球温暖化対策」とは?
温暖化問題は全世界を巻き込んだ
取り組みが必要になっており、
日本でも
「全国地球温暖化防止活動
推進センター(JCCCA)」
という組織があります。
「Japan Center for Climate Change Action」
の略称で、一般的に
「推進センター」「ジャッカ」
と呼ばれています。
環境省の下に平成11年(2009年)に設立。
現在は、一般社団法人
地球温暖化防止全国ネット
(JNCCA:Japan Network
for Change Action)
の指定を受けた組織になっています。
日本での取り組みはこれまでに
JCCCAなどの組織によって提言された方策を
法律や政策で仕切る取り組みを行っています。
①地球温暖化対策の推進に関する「法律」
平成28年(2016年)5月に施行された
罰則付きの法律で、
温暖化対策の大きな法律的柱になります。
この法律で、日本国内の地球温暖化対策を
推進するための枠組みが定められ
本格的対策が講じられる動きになりました。
②世界規模での「条約」
温暖化対策で有名な
「京都議定書によるCO2排出規制」
も国として取り決めたものになります。
それぞれの国単位のCO2排出量の
目標を決め、その量に向けて
国内法の整備や実施要領を
定めさせることになっています。
③国民への「啓蒙運動」
CO2排出を抑制するために、
国民に向けた啓蒙活動を行っています。
これはJNCCAなどが国内各地区に
支部を設け、
種々の啓蒙活動について教育を通じたり、
地域活動を通じて実践しています。
温暖化対策は、各国民一人一人の
理解と協力によるものが大きく、
一方では大規模開発や科学技術により
効果的に地球温暖化対策を
講じられているのも確かです。
「地球温暖化」の個人でできるエコ活動は?
私達個人でできるエコ活動によって
地球温暖化を抑制できることもあります。
代表的なエコ活動を6つ紹介していきます。
①「電力消費の抑制」
電力の消費量を抑制するということは、
必要な発電量を下げることにつながります。
火力発電が現在主要な発電形式のため、
燃料燃焼によるCO2の排出量を抑制につながります。
ご家庭のエアコンの利用磁気、
照明などのオンオフを忘れずやりましょう。
②「内燃式エンジン車、運転の抑制」
言い換えると、
ガソリンや軽油で動く車の稼働を減らす
ということです。
ハイブリッド車や電気自動車
アイドリングストップ機能搭載の車が
増加しつつある現代社会といえども、
内燃機関で動く車は残っています。
③「買い物袋の携行」
いわゆるプラスチック製レジ袋を利用しないことです。
レジ袋だけではなくペットボトルなどの
プラスチック製品の消費を抑えることは
石油消費を抑えることになります。
ショッピングエコバックや
水道水の浄水器を活用することで
抑制することが可能となります。
④「ゴミの分別を促進」
ゴミは分別することで
焼却処分する量を出来るだけ減らす
ことが可能です。
ゴミは種類によって最終処分方法が異なり
「燃やす」を減らすことができれば
「燃やす=CO2排出」の関係のため
温暖化の原因「CO2排出抑制」
につながります。
⑤「水使用を抑制する」
水を使用するためには上水道が利用されており
浄水場からポンプを利用して
高所に移動させます。
ポンプは膨大な電力を必要とするため
上水道の水を節約することが
間接的に電力抑制につながり、
結果地球温暖化を抑制することになります。
⑥「緑化推進」
個人宅では庭やベランダの緑化や、
会社ビルなどでは屋上緑化が進んでいます。
緑化によりCO2が吸収され
O2が供給される自然界のサイクルを
作ることが挙げられます。
どうでしたか。
国レベル、個人レベルで取り組める
地球温暖化対策は数多くあります。
みんなで一緒に取り組めるように
頑張っていきましょう。